ウェブ小説を読むのが楽しい

私は小説投稿サイトに投稿されている小説を読むのが好きです。ウェブ小説は星の数ほどあるといっても過言ではなく、大手サイトだと何十万何百万と小説が投稿されています。

これは大手サイト一つに絞った数字なので、すべての小説投稿サイトを合わせるともしかしたら億を超えるかもしれません。

ですのでウェブ小説の世界は玉石混合です。プロではなくほとんどがアマチュアですから、すべてが面白い小説とは言えません。

しかしだからこそ面白い小説を探すのが楽しいのです。読み応えのある小説を見つけたときは嬉しくなりますし、一種の宝探しのような気分を味わえます。

中には商業にも勝るとも劣らないレベルのものもありますし、実際ウェブ小説が書籍化されるのもいまや珍しい話ではありません。

出版業界もウェブ小説に注目し始めている時代ですから、自分が目をつけていた作品が書籍化されると、私の目に狂いはなかったと嬉しくなります。

なので私はウェブ小説を読むのが楽しくて仕方ありません。

ミステリー小説の面白さ

私の趣味はミステリー小説を読むことです。特に名探偵が登場する話が好きで、真相は一体どういうものなのかと考えながら読んでいます。

といっても真相にたどり着けないことのほうが多いです。

一部だけ推理が当たっていることはあっても完全に解き明かしたことはあまりありません。

大抵、思いもよらない真相であることが多く、そういうことだったのかと唸らされます。

言われてみればその答え以外ありえないのに、明かされるまではまったく分からず、これこそがミステリー小説を読む醍醐味だなと思います。

解けないからこそ面白いというか、予想外の答えだからこそ面白いのです。

とはいえアンフェアなものはあまり好みません。

謎解きに必要な証拠を提示したうえで、読者を翻弄する真相が明かされるもののほうが私は好きです。

証拠を提示しないなら何でもありなので、やはりそこはフェアにいってほしいものです。

読者が解けるけどそう簡単なものではないものが好みですね。

最近読んだ本

今日は前から気になっていた本を読んで見ました。

小説「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は、2013年の2月に太田紫織によって角川書店から刊行されたミステリー文学になっております。

ごく普通の高校生活を送っていたはずの舘脇正太郎が、ヒロインの九条櫻子に振り回されて、次から次へと奇妙な事件に巻き込まれていきます。

刑事でもなく鑑識係でもない、知識だけはプロ並みの標本士をヒロインに設定しているのが斬新でした。

美しい容姿と清楚な佇まいに似合わずに、動物の遺体の解剖に熱中してしまう様子が印象深いです。

大きなお屋敷の中で生まれ育って今現在でもばあやさんに傅かれているお嬢さまと、血生臭い骨とのコントラストが鮮やかでした。

単純な善悪二元論では捉えきることが出来ない、独自の美学を貫き通しながら難事件の謎を解き明かしていく様子に惹き込まれていきます。

ふたりの背後に忍び寄る、蝶の形をした人体に含まれる骨を集める謎めいたシリアルキラー「花房」との対決がスリリングな味わいでした。

ありきたりな推理小説に物足りなさを感じている方には、是非とも手に取って頂きたい1冊です。

最近読んだお勧めの本

最近読んだ本の中でも特に印象に残っている1冊は、「叶えられた祈り」です。トルーマン・カポーティによって刊行された自伝的文学になります。

1984年に60歳を迎えることなくこの世を去ったカポーティの、遺作でもあり未完の大作でもあります。

著者自身を投影したかのような主人公のP・B・ジョーンズの、数奇な運命が映し出されていきます。

ジョーンズはアメリカ南部ミズーリ州の見世物小屋の片隅に捨てられていて、カトリックの施設で尼僧によって育てられます。

マッサージ師としてマイアミで働きながら、密かに小説家を目指していきます。

ニューオリンズの田舎町から大きな夢を抱いてニューヨークへとやって来た、若き日の著者の姿が思い浮かんできて微笑ましかったです。

20世紀アメリカ社会のセレブリティたちの派手な生活ぶりも描き出されていているので、文学ばかりではなくファッションに興味のある方たちにもお勧めな小説だと思います。