最近読んだ本

今日は前から気になっていた本を読んで見ました。

小説「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は、2013年の2月に太田紫織によって角川書店から刊行されたミステリー文学になっております。

ごく普通の高校生活を送っていたはずの舘脇正太郎が、ヒロインの九条櫻子に振り回されて、次から次へと奇妙な事件に巻き込まれていきます。

刑事でもなく鑑識係でもない、知識だけはプロ並みの標本士をヒロインに設定しているのが斬新でした。

美しい容姿と清楚な佇まいに似合わずに、動物の遺体の解剖に熱中してしまう様子が印象深いです。

大きなお屋敷の中で生まれ育って今現在でもばあやさんに傅かれているお嬢さまと、血生臭い骨とのコントラストが鮮やかでした。

単純な善悪二元論では捉えきることが出来ない、独自の美学を貫き通しながら難事件の謎を解き明かしていく様子に惹き込まれていきます。

ふたりの背後に忍び寄る、蝶の形をした人体に含まれる骨を集める謎めいたシリアルキラー「花房」との対決がスリリングな味わいでした。

ありきたりな推理小説に物足りなさを感じている方には、是非とも手に取って頂きたい1冊です。